大学でコンピュータを学びたい中学生、高校生へのお勧め本

高校の先生から、コンピュータ応用学科へ進学する高校生へのお勧め本を紹介してほしいというリクエストがありましたので、とりあえず今思いつくものを書いてみました。

「ものすごくお勧め」、というほどではありませんが、定番の入門書、最近出版されたもので面白そうなもの、高校生が感心を持ちそうな題材を適度にまぜてあります。向き、不向きもあると思いますので、amazon等で内容を見て、自分に合いそうであれば読んでみてください。

定期的に改良していきたいと思います。感想等があれば、お寄せ下さい。

タイトル 説明 価格
あなたはコンピュータを理解していますか? コンピュータとは何なのか、そんな根本的ななぞを深く考えさせてくれる本です。 945
コンピュータはなぜ動くのか~知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識~ (単行本) かなり高度な話題を含みますが、コンピュータ全般に関して、技術者でない方向けに書かれた、平易な解説書です。単純にコンピュータについて勉強したい人向き。 2500
零の発見 お父さんやお母さんも読んだことがあるかもしれない、50年以上の超ロングセラーです。コンピュータと切ってもきれない0という数字。そして無限や切断という概念。その起源を辿りながら、数学の面白さに触れられます。文体が古いのでちょっとよみづらいかも。 735
博士の愛した数式 いわずもがなのベストセラー小説。映画化もされました。ハートウォーミングな話と数学の魅力が交錯する、世にも不思議な小説。まだ読んでいない人には絶対にお勧めです。楽しみながら、数学に親しめる(感じがする)本。 460
世にも美しい数学入門 芥川賞作家、「博士の愛した数式」の小川洋子と、同作品に協力した数学者藤原正彦の対談集。超文系のあなたにお勧めの、多分世界で最も文学的言葉で語られる数学入門書。すいません、この本はまだ読んでないので、本当にお勧めかどうかちょっと不安。 315
Web進化論 コンピュータとネットワークがこれから世の中をどう変えるでしょう? もちろん未来がこの本の通りになるとは限りませんが、未来について論理的に考えてみることは重要です。自分が生きる将来の時代がどうなるか、本書を手がかりにいろいろ考えてみてください。 777

新教養としてのパソコン入門
パソコンを使いこなす人とそうでない人は何が違うのでしょう。パソコンの達人だけが知っている、ちょっとしたノウハウやこつを満載しています。効率よくパソコンの達人になるための入門書です。 760
図解業界地図が一目でわかる本 大学の4年間は就職への最終準備段階です。理想の仕事とめぐりあうには、まず世の中にどんな仕事があるかをよく知ることが先決です。本書で、日本の産業構造の全体像を理解して、じっくりと進路を研究してください。 1365
脳とコンピュータはどう違うか 究極のコンピュータは意識をもつか 今のところ、コンピュータは知性において人間に全くかなわない。本書は脳科学の立場から、脳(人間)とコンピュータ(今のプログラムの方法)はどう違うかを解説します。が、この本はまだ実際に読んでいないので、本当にお勧めかどうかちょっと不安。 903
円周率πの不思議 本書の読者の多くが、「数学をこういうふうに教えてくれれば興味が持てたのに」という感想を書いています。「数学が面白い」と感じる日本の学生は、海外とくらべると少ないそうです。まず面白くなければ勉強も進みません。本書で数学の面白さを初体験できるよう願っています。πを計算するプログラムについても学べます。 861
働くということ 本書は様々な職業、職場で働く人の実体験をあつめたものです。高校生、大学生にはあまりピンとこない内容かもしれません。でも、働く大人達は何を考え、何に悩み、何に生き甲斐を感じているか、関心は高いと思います。この本で、働く人々の世界を少し覗いてみてください。 648
プレステ3はなぜ失敗したのか

単なる「失敗本(他人の失敗をひやかすだけの内容のない本)」のたぐいかと思いきや、意外と濃い内容でした。プレステ3を様々な角度から考えることができます。ところで、本書では、プレステ3によるBruRay普及促進は完全な失敗としていますが、ブルーレイ、PS3とも徐々に売り上げも伸びてきたようです。プレステ3関係者も安堵したでしょう。

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